4つのプロセス軸と2つの視点によるメカニズム解明と、モデルベース開発を用いた設計立案と検証計画の構築を支援
MBSE(システムズエンジニアリング)/MBD(モデルベース開発)を活用し、V字プロセスに基づいた段階的な設計に取り組まれている企業が増えています。一方で、抽出された要求・不具合対応への対応策について事前検証の検討ができず、実機試作実験の負荷や手戻りリスクが増大している事例も増えています。本ソリューションは、要求分析による問題定義やメカニズム解明により解くべき課題を明確にし、簡易実験や解析による事前検証の方法・計画を策定します。
複合現象を含む要求・不具合対策について、簡易実験や解析による表現ができず実機試作試験が必要となっている。
要求・不具合を構成する現象と実現するべき機能の関係を明確にしながら、機能を確認するための簡易実験や解析の計画を立てることができます。
モデルベース検証計画は現象を再現する実験・解析ではなく、メカニズム仮説や提供する機能、対策設計の有効性を確認するための検証計画を構築します。
一般機械製造
電子精密機器
システムズエンジニアリング
実機試作を削減し、簡易実験や解析の有効活用を検討されている企業にモデルベース検証計画は貢献します。
「要求機能・不具合現象の役割評価」による設計目標の明確化
プロセスで一貫した構造表現による要求-機能-設計案の関連付け
要求の数式表現、数式展開による、要求に注目したメカニズム解明と不明点の確認
応答曲面やAIの活用も視野に入れた定式化と1DCAEによる評価ツールの構築
現象のメカニズムを前提として簡略化された実験・解析計画の構築
与えられた要求に対して、外部から見た役割分析(ブラックボックス評価)と内部から見た構成要素分析(ホワイトボックス評価)を行い、要求の明確化・数値化を行います。これにより要求への共通理解が得られ、解くべき問題の境界が定まります。
各プロセスの成果物である要求分析結果(ホワイトボックス評価)、メカニズム図(数式表現)、設計案ツリーは互いに関係を持って構築され、検討項目の見落としや根拠のない設計案の発生を防止します。互いの関係をモデルで表現することにより、設計根拠の可視化・共有を促進します。
数式として表現された要求を数式の項目ごとに分解することにより、設計根拠が曖昧であった不明点を抽出します。「数式を展開する」ルールを設定することによりグラフの共通理解が進み、また、計算可能な現象評価ツールの下敷きが構築されます。