広範な構造の問題を正確にシミュレートする
製品や材料がますます複雑になるにつれて、エンジニアは線形静解析を超えるツールを必要としています。 Simcenterには、単一のユーザー環境内でさまざまな構造解析の問題に必要な構造ソリューションが含まれています。線形静解析、疲労解析、非線形解析で別々のツールを用意する必要はもうありません。エンジニアリング部門は、Simcenterを用いることでこれらの解析ツールを統合し、単一のユーザーインターフェイスですべてのツールを利用できるようになります。
自動車
航空宇宙
電機
インフラ
一つのパッケージで構造解析(線形・非線形)、熱伝導解析を包括的に実行可能
ハイエンドのCAD機能を包含し、形状変更を行いながら解析検討をスムーズに行うことができる
高度な非線形、応答解析、熱流体、機構解析、設計空間探査(最適化)などのオプションを追加することで、解析適用領域を拡張する事ができる
線形解析(SOL101)
荷重に対して変形量が比例すると見なせる領域の構造解析です。物体の変形が比較的小規模で荷重を取り除くと元の形状に復元する弾性域での解析を行います。物体の強度・剛性を評価することが可能です。
固有値解析(SOL103)
物体の固有モード・固有振動数を計算します。用途としては、部品の固有振動数を把握し、設計変更に役立てたり、固有値解析の結果を周波数応答・過渡応答等の応答解析に利用することが考えられます。
座屈解析(SOL105)
構造物が軸方向に圧縮荷重を受け続けた場合、ある限度を超えると軸外方向へ曲がります。これを座屈といいます。SOL105は弾性体の座屈を扱う線形座屈解析機能です。座屈発生の可能性、および、座屈時の変形傾向(モードシェープ)を予測します。
ベーシック非線形静解析(SOL106)
以下の非線形現象を解析することが可能です。
材料非線形:弾塑性(微小ひずみ範囲)、超弾性、クリープ
幾何非線形:大変形・大回転、大ひずみ(超弾性要素)
ベーシック非線系過渡応答解析(SOL129)
構造物への比較的短時間の入力に対する応答を時刻歴で計算します。
ベーシック非線形解析と同様、材料非線形・大変形に対応しています。
構造物の質量は必須であり、それにより減衰を考慮可能です。
時間依存荷重を考慮可能です。
熱伝導解析(SOL153, SOL159)
物体の温度差による熱伝導、物体と流体の熱伝達、および電磁波を介した熱輻射を網羅しています。熱伝導率その他の物性値、初期温度、温度荷重、温度拘束条件などを設定し、計算を行うことが可能です。
定常熱伝導解析(SOL153)
時間が十分経過し、温度分布が時間に依存しない状態での温度分布を求めることが可能です。
非定常熱伝導解析(SOL159)
温度が時間に依存して変化している状態での温度分布を求める過渡解析機能です。
お客様のご要望を基に最適ソフトウェアを選定致します。
課題解決しうる製品を提案させて頂き、ご導入までのフローをお話させて頂きます。
実際に製品をご体感頂き、使用感や解析結果のご確認のお手伝いをさせて頂きます。
導入時に操作教育や実務適用に向けた自演を実施します。
ステップ、パラソリッド形式のファイルを読み込み解析モデル作成が可能です。
NXCADをご利用であればファイル変換なくシームレスに操作ができます。
NXN110 NX Nastran Desktopです。
お客様のモデル規模にもよりますが、比較的規模の小さいものであれば弊社で引き受けさせて頂き、モデル、解析規模の大きいものは別途すり合わせさせて頂ければと思いますので、お気軽にご相談ください。