必要なときに、必要なものを、必要な形で取り出せるデータ基盤を構築し、ビジネス改革を実現
近年、市場の急速な変化やベテラン人材の退職、人手不足等のさまざまな問題に対処するために、DXの推進が重要視されています。 DXとは、単なるシステムリプレースに留まらず、デジタル技術によりビジネス変革を実現することです。
このためのキーワードとなるのが「データ活用」です。データから示唆を得ることで、業務改革や新規ビジネス創出に繋げることが可能になります。しかしその一方で、多くの企業では、複雑化・老朽化・ブラックボックス化したシステムが社内に散在しており、データ活用の実現を妨げています。
電通総研では、こうした課題を解決するためのデータマネジメントプラットフォームの構築を支援しております。
企業内に散在したデータを上手く活用していくためには、クラウド上にて一元化されたデータマネジメントプラットフォームを構築することが重要です。
また、蓄積層では、データをさらに3階層に分けて保管していく考え方が主流になっています。
これは、近年のビジネスデータの課題に対処するために用いられるアプローチであり、それぞれのレイヤには求められる役割に違いが存在します。
こうしたデータの課題は一般的に「3V※」と呼ばれており、データマネジメントプラットフォームを構築する上で考慮が必要です。
※Volume:膨大なデータ量、Variety:多様なデータの種類、Velocity:リアルタイム性の差異
電通総研では、クラウドを用いることで製造DXを実現するためのデータマネジメントプラットフォームを構築します。
Microsoft Azureを中心とした最新のアーキテクチャを利用することで、データの3Vにも対処し、新価値創出のためのデータ活用を支援します。
以下に、データマネジメントプラットフォームを構築する上で中心となるMicrosoft Azureのサービスをご紹介します。
Microsoft Azureが提供する最新のデータウェアハウスサービスです。
ハイパフォーマンスなクエリ処理・半構造データへの対応・リアルタイムデータの蓄積などの新機能により、3Vを解決できます。
また、1つのサービスに、データの前処理やETL機能などを包含しており、他のデータウェアハウスとの差別化を実現します。
Microsoft Azureが提供するお客様のデータ資産を俯瞰し、可視化するサービスです。
プラットフォーム上のデータが「どんなデータなのか?」や、「どこから来たのか?」などを管理することで、データ活用の信頼性を向上します。
また、専用のユーザーインターフェースにより必要なデータの在り処を簡単に検索でき、企業内のデータ活用の風土作りを支援します。
Microsoftが提供する完全SaaS型のデータ分析基盤サービスです。
インフラの構築や運用に関わるコストは一切不要であり、利用者はFabricで提供されるワークスペース上のみであらゆるデータ分析作業を完結できます。
また、利用コストは従量課金制となっており、スモールスタートに適した価格体系で提供されていることも特徴の1つです。
データレイクのデータに直接アクセス可能なショートカット機能を備えたOneLakeやCopilot(AIアシスタント)によるデータ分析作業の自動化など、常に最新機能が搭載され、継続的にアップデートされています。
図:Microsoft Fabricの機能・特徴(※)
※ 出典:日本マイクロソフト株式会社