Marc 非線形マルチフィジックスシミュレーション

Marc 非線形マルチフィジックスシミュレーション

高品質の非線形解析ソフトウェア

Marcの非線形解析の機能は、自動車・宇宙航空・重工業・電気・電子・設計・医療関係をはじめとする様々な産業分野の解析を支援し、最終的な設計の決定段階において広く利用されています。これらの業界で実証された最先端の技術により、製品開発プロセスで求められる高い予測精度を確保し、設計プロセスの効率化を実現します。

導入前の課題

扱っている製品の材料がゴムや樹脂などの非線形材料がメインであり、接触や熱変形などを含むレベルの高い非線形解析を実施したい。

導入効果

材料ライブラリには、工学的な幅広い材料モデルが登録されており、ゴムや樹脂などの非線形材料の使用が可能なため、精度の高い非線形解析が行えます。

Marcの主な導入業界

  • 自動車

  • 航空宇宙

  • 重工業

  • 医療関係

非線形性を含む静的解析から動的解析、熱、破壊まで幅広い種類の解析が可能

線形材料から塑性、粘弾性、超弾性といった非線形材料まで幅広い材料定義が可能

全自動接触解析機能が搭載されており、簡単に複数部品間の接触解析が可能

3Dモデルに対応した自動リメッシング機能の搭載

様々な材料およびエラストマの劣化と破壊を検証するための広範な破壊モデルを用意

精度の高い非線形解析

非線形マルチフィジックス解析

  • 線形静解析
  • 非線形静解析
  • 接触解析
  • 動解析
  • 熱解析(伝達、応力)
  • 静電気・磁場解析
  • 電磁気解析
  • 圧電解析
  • フォーミング
  • 摩耗、破壊解析

カップリング解析

  •  熱-構造連成
  •  音響、音響 - 構造連成
  •  静電 - 構造連成
  •  熱電解析(ジュール加熱)
  •  電気 - 熱 - 構造連成
  •  静磁場 - 構造 - 熱連成
  •  電磁気-熱(誘導加熱)
  •  電磁気 - 構造 - 熱連

多彩な非線形材料の定義

実際に使用されている材料を正確にモデリングできます。
金属、樹脂、複合材、プラスチック、ゴム、ガラス、セラミックス、コンクリート、粉末金属など、幅広い材料を表現できます。
データフィッティング機能があり、実験から得られた情報を元に材料を作成することができます。

  • 線形弾性材料
  • 積層複合材料(進展性破壊を含む)
  • 弾塑性材料(等方/移動/混合硬化則、繰り返し塑性)
  • 異方性弾性(Hill, Barlat の降伏条件)
  • 剛塑性材料
  • ガスケット材料
  • 非線形亜弾性材料
  • 形状記憶合金モデル
  • エラストマ(ムーニー、OGDEN、ARRUDA-BOYCE、GENT、フォームおよび一般化ひずみエネルギー関数モデル)
  • 静水圧に依存する降伏モデル(Mohr-Coulomb、Buyukozturk)
  • パウダー材(粘塑性モデル)
  • クリープモデル(陽解法、ORNL則、体積スウェリング、陰解法)
  • 粘塑性モデル(陽的定式化,陰的定式化による統一粘塑性モデル)
  • 粘弾性材料、熱 - レオロジー的単純な材料
  • Narayanaswamy モデル(体積緩和モデル)
  • 時間 - 温度 - 相変態(T-T-T)モデル
  • 低張力弾性(コンクリート)
  • 地盤モデル(線形/非線形弾性体、Cam-Clay モデル、Exponential Cap モデル)
  • ダメージモデル(延性金属、エラストマ)
  • 非構造的材料(熱伝導、流体、電場、磁場、音場)
  • ユーザー定義の材料構成則

全自動接触機能

直感的な触設定機能を搭載しており、簡単に複数ボディの接触解析ができます。
全自動接触機能では、インターフェース要素や接触要素などの特殊な設定が不要です。
ユーザーは、有限要素メッシュ、カーブやサーフェスといったエンティティに対して、変形体または剛体といった「接触ボディ」と呼ばれる接触体のグループ化を定義します。

  • 接触ボディ(変形体/剛体)を定義
  • 接触面の表現方法には、解析的、または離散化の選択が可能
  • 剛体モデルに対して速度、位置、荷重で移動制御が可能
  • 静摩擦/動摩擦モデルあるいは動摩擦モデルの選択が可能
  • 自己接触の考慮が可能

自動リメッシング機能の搭載

自動リメッシング機能により、解析中、要素がひどく歪んだ場合に変形された境界線から自動的に歪みのない新しいメッシュを作成します。
このプロセスにより複雑な非線形接触問題を精度よく解析することができます。

  • 弾塑性、剛塑性材、エラストマに対して接触機能と組み合わせて使用することが可能
  • 2D,3Dモデルに対して適用可能
  • 異方性材料への適用が可能
  • 要素の休止機能との併用が可能

広範な破壊解析が可能

破壊の予測と調査は、製品設計の重要です。 破壊の原因を知ることで、将来の設計を改善し、製品寿命を延ばすことができます。 コンクリート、延性金属、ゴム材などの脆性材料には、複数の損傷モデルがあります。 高度な複合材料は新たな課題をもたらします。 Marcの破損および破壊力学技術により、エンジニアはマトリックス、繊維および層間剥離の不良を予測できます。 高度な破壊力学のテクノロジーは、亀裂開始と亀裂伝播の両方を予測するのに役立ちます。

ご活用までのステップ

  1. ヒアリング

    お客様のご要望を基に、課題解決のための最適なソフトウェアを選定し、ご活用までのフローをご提案します。

  2. ベンチマーク・トライアル

    実際にソフトウェアをご体感頂く、もしくは弊社からソフトウェアのベンチマーク結果をお出しすることで、使用感や解析結果のご確認のお手伝いをさせて頂きます。

  3. ご導入後サポート及び活用支援

    製品ご導入後は弊社ホットラインのご利用に加え、実際にお客様内での課題やご要望の内容に応じて、技術支援やオンサイトサポートなど、フレキシブルにお客様のご要望に対応させていただきます。

よくあるご質問

  1. Marcの販売形態は?

    MSC製品は、プロダクト別の販売とMSC製品を多数使用できるトークン制ライセンスの販売の2種類の販売形式を用意しております。

  2. 機構と構造の連成解析を行う場合は、トークンライセンスでAdamsとMarcを使用できますか?

    必要なトークン数をご購入いただければ、利用可能です。

  3. 構造解析、連成解析共に電通総研でベンチマーク評価を引き受けてくれますか?

    お客様のモデル規模にもよりますが、比較的規模の小さいものであれば弊社で引き受けさせて頂き、モデル、解析規模の大きいものは別途すり合わせさせて頂ければと思いますので、お気軽にご相談ください。

関連のセミナー・イベント

関連リンク

ソリューション

CAE(MBD/評価/検証)

用途

分析・解析

パートナー

MSC Software

Marc 非線形マルチフィジックスシミュレーションについて

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