進化し続けるPLM 真のデジタルスレッドへ
Teamcenter/Teamcenter X

1. つながる　― Digital Thread

設計・製造・調達・営業など、部門をまたいで製品に関わる多様なデータを結びつけ、ライフサイクル全体で一貫した製品情報を定義することは、現代のものづくりに不可欠です。

Teamcenterは、3Dモデル・図面・BOM・技術文書などの開発情報を基軸に、製品ライフサイクル全体で情報を連携させ、共通の情報基盤を構築します。
こうした部門横断の情報連携やマスター化された製品情報の活用、デジタルスレッドによる情報の流れと関連性の可視化、設計変更や品質問題のトレーサビリティの確保は、統合されたデータ基盤でなければ実現できません。

Teamcenterなら、情報が一元管理されているため、問題が発生した際にも関連データをさかのぼって根本原因を迅速かつ的確に特定できます。
また、全社的なデータベース管理によって情報のサイロ化を解消し、ものづくり現場の信頼性と効率を大きく高めます。

2. いかせる　― Digital innovation

Teamcenterは、現場で生まれる膨大なデータを最大限に活用し、製品開発や製造現場の課題を“見える化”します。
設計変更の影響や現場での問題点をデータで把握し、迅速な対応と解決につなげることが可能です。試作回数や手戻りを大幅に削減し、品質問題の原因もデータをもとにスピーディに特定できます。
さらに、AIが過去の事例や現場の知見を分析し、最適な改善策を提案します。カイゼン活動もデジタルで仕組み化され、ベテランの経験や勘に頼ることなく、人材不足の中でも誰もが同じレベルで品質を守れる“現場力のデータ強化”を実現します。

日本のものづくり文化に根ざした継続的な改善と現場力の底上げを、TeamcenterがデータとAIの力で支え、企業の持続的な成長と競争力強化を力強く後押しします。

3. かんたん　― SaaS & OOTB

従来のPLM導入は、環境構築の複雑さや初期費用の高さ、柔軟性や拡張性の確保の難しさといった課題から、導入のハードルが高いとされてきました。
Teamcenter Xは、クラウド（SaaS）による提供のため、ITインフラの構築や維持管理の負担を軽減します。また、「OOTB（Out-Of-The-Box）」＝すぐに使える標準設定が用意されているため、短期間での導入を可能にします。

Teamcenter Xは、世界中の製造業で長年にわたり蓄積された知見と実績が凝縮されています。実際の開発現場で実証され、磨き上げられてきた業務プロセスや運用ノウハウが標準機能として組み込まれているため、導入後すぐに信頼性と実効性をもって運用することが可能です。さらにTeamcenter Xでは常に最新の機能を利用できる環境が整っており、導入企業はいち早く活用することができます。