製品形状に起因する反りを設計段階で対策
PD Advisorは、樹脂成形製品の設計工程で、形状に起因した反り対策の実施を可能にする、設計支援ツールです。
Advisorを活用することで、金型詳細設計や成形試作を行う前の樹脂製品開発の早期段階で、形状に起因する反り発生を予測し、問題解決の有効な対策を検討することができます。
製品設計者自身が、簡単な操作で迅速に樹脂成形製品の設計最適化をすることが可能になり、開発工程の手戻りの削減とスムーズな量産立ち上げに寄与します。
部品形状に起因する反り変形を防ぐために設計段階で解析を行い対策を織り込みたいが、そのタイミングでは未確定情報が多く解析できない。後追いの解析で反り変形の問題が発覚した場合に設計変更を含む大きな手戻り(時間、コスト)が発生する。
ゲート位置や成形条件の情報が確定していない形状設計開発時点でも形状起因の反り変形問題を予測し、反り変形問題を低減するための対策を形状に織り込むことができます。
自動車
電機 精密
樹脂成形製品の形状モデルだけを用いて、形状に起因する反りの発生を予測可能。
形状モデル読み込み後に内蔵されている材料データを選択し、解析実行ボタンを押すだけで、形状起因の反りが短時間で出力。
反りの対策検討を容易とする結果出力。
内蔵CAD機能により形状状モデル編集を簡単に行い、反り改善効果を素早く確認可能。
お客様のご要望に合致したソフトウェアモジュールをご提案します。
導入に向けてソフトウェアの機能や使い勝手の検証のお手伝いをします。
操作教育および貴社部品への実務適用する際の技術支援を提供します。
材料の追加は不可です。収縮率の近い登録材料を選択して使用します。
PD Advisorは、反り量を直接的に評価するための計算や結果出力は行いません。
反りのモードを確認し、反りを低減するためのツールとなります。
反り対策を検討するための結果として反り変形への寄与度をコンター図で出力します。これにより対策すべき部分が分かり、その部分の収縮を大きくするべきか、小さくするべきか判断できます。