病院内や看護施設内での従事者の業務負荷の低減
電通総研と東京大学暦本研究室によって共同開発した遠隔コミュニケーションデバイス「TiCA(チカ)」を、株式会社ZMPが開発した宅配ロボットである「CarriRo Delivery」に搭載することで、拠点間の物品配送の実証実験を行いました。ウィルス感染を予防した物流ソリューションとしての活用が期待できます
人とロボットが共生する社会に向けて、IoA(Internet of Abilities:能力のインターネット)を 具現化する遠隔コミュニケーションデバイス「TiCA(チカ)」のプロトタイプを電通総研と東京大学暦本研究室により共同開発しました。このデバイスを株式会社ZMPの宅配ロボット「CarriRo Delivery」と組み合わせることで、ロボットだけでは解決できないような状況でも、人間が遠 隔地からロボットに入り込み、周辺の人とコミュニケーションをとることによって、より柔軟で現実的なサービスを提供できるというIoAのコンセプトの実証実験を実施しました。
株式会社ZMPが提供する物流支援ロボットCarriRoによる物資搬送ソリューションでは、遠隔監視・遠隔操作機能を搭載することで、新型コロナウィルス感染症の軽症者等の宿泊療養施設における作業を無人化することができるようになりました。本ソリューションは製造業においても工場内での無人配送などに活動の幅を広げる取り組みが進んでいます。
超高齢化社会を迎える我が国において、高齢者が健康に過ごすためには定期的な外出が推奨されています。株式会社ZMPが提供する自動運転一人乗りロボRakuRo(ラクロ)は利用者の移動をサポートします。利用者が安心して外出先に出かけられるように、バイタルデータとの連携により、外出時の活動状況や健康状態をモニタリングし、異常発生時には医療機関や関係者へ通知を送るといった見守り機能を搭載することもできます。