2023年11月22日、株式会社電通総研(本社:東京都港区、代表取締役社長:岩本 浩久)とAVL List GmbH(本社:オーストリア グラーツ市、会長兼CEO:ヘルムット・リスト))は製造業界の製品開発をグローバルに加速させることを目的とした戦略的業務提携を締結しました。
本業務提携により、製品開発期間短縮と持続可能性の向上、および既存製品の性能と品質の向上を目指しています。
カーボンニュートラルといった環境問題に対応する電動化や、ソフトウェア・デファインド・ビークル(SDV)に代表されるソフトウェアの重要性の増大、市場への新規プレーヤーの参入など、市場の変化とそのスピードの早さに対応するため、各社はこれまでの開発のやり方を見直す必要があります。
また、試作費や人件費など開発コストの削減などの目標と並行した、市場投入までの時間・開発時間を短縮するためには新しいアプローチが必要であり、開発の上流から検証・評価までの一連の業務における開発手法、設備やソフトウエア、データ資産管理それぞれを、統合的に取り組んでいく必要があります。
システム全体での性能・機能検証を実施するために、領域を横断した協調シミュレーションを実施したいが、データ管理やソフトウエアが個別にクローズしており制限されてしまう
モデルが明確な要件や標準化されたプロセスに従って作られず、シミュレーションのトレーサビリティと信頼性が担保できていない
モデルとパラメータが分離しているため、シミュレーションの再利用ができない
電通総研のiQUAVIS、i-SPiDM、AVLテスティングソリューションを統合することで、シミュレーション業務を最適化します
最先端のシミュレーション統合技術により開発プロセスを変革し、プロトタイプを何度も作成する手間を減らします
シミュレーション計画の抜け漏れ防止や整合取り、進捗の管理を実現します
プロジェクト計画、テスト計画、ラボ計画、テスト実行、および結果を蓄積・分析・活用するツールがそれぞれ独立し分離されている
これにより、スケジュール不整合の調整、データの探索や転記、テストのやり直しなどの問題が発生し、非効率かつ計画の遅延が発生してしまう
システムが連携していないことで、人為的ミスが各作業ステップの間に手動操作が関与するために発生し、さらにワークフロー全体を通じてデータのトレーサビリティが取れない。認証対応や不正防止も難しい
iQUAVISとAVL Lab Managementの統合ソリューションは、プロジェクト/テスト計画から検証テスト、結果分析までの一連のワークフローをシームレスに接続し、適合業務などの開発タスクを効率化します
ワークフロー全体をシームレスに接続することで、完全なデータトレーサビリティ(スケジュール、オペレーター、試験条件、試験結果、使用機器など)と情報が可視化され、プロジェクトに関与するエンジニアがそれらの試験情報を確認できます
テスト自動化・データ管理について
サービスの詳細や
事例資料をご覧いただけます
ご質問、お見積、トライアルの
ご相談はこちらから