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NX CAD(nx cad software)で設計を変える!NX Xのトークンライセンスでコスト最適化

2000年代、安価で軽快に動くミッドレンジCADが普及し、ハイエンドCADからの乗り換えも進みました。しかし近年、製品の複雑化や多様化が進む中、設計業務の高度化と製造現場との連携強化が求められる中で、こうしたミッドレンジCADでは対応しきれない課題が増えてきています。

たとえば

  • 大規模アセンブリの処理速度が遅く、ちょっとした設計変更でも待ち時間が多い
  • ソリッド/サーフェスモデリングや複雑形状の設計において機能不足で満足な設計ができない
  • 設計で3Dモデルはできたが、生産の時に問題が発生し、出図後の手戻りが減らない

こうした声は、特にミッドレンジCADを導入した中堅企業様から多く寄せられています。さらに、大企業でNXを使っていた技術者が転職先でミッドレンジCADを使うことになり、「業務効率が低い」と感じられて、ご連絡を頂くケースも増えています。

近年、自動車のEV化や半導体製造装置などをはじめ、製品は設計段階からメカとエレキ、ソフトを組み合わせた複雑な設計要件を抱えています。製品の軽量小型化、熱や強度の問題、サステナビリティ対応など、従来CADでは対応が難しい領域の課題も増えてきています。こうした背景から、ハイエンドCADへの回帰が進み、NX CADが再び脚光を浴びています。

本記事では、設計現場の課題を解決するNX CADの強みと、クラウド型のNX Xがもたらす新しい設計スタイルを、現場目線でわかりやすくご紹介いたします。

NX CADとは?設計業務に求められる機能とは

NX CADとは、SIEMENSが提供するハイエンドCADで、世界中の製造業で多数採用されています。
特徴は、複雑な形状もスムーズに扱えるモデリング能力、数万部品のアセンブリでも軽快な応答性、そして設計から製造まで(CAD/CAM/CAE)一貫してデータを流通させられる点です。

日本の多くの製造業でNX選ばれている理由は次の通りです:

  • 高度なモデリング能力NXが世に登場して40年以上経過しており、その間絶え間なく、モデリング能力が強化され続けてきました。その結果、今では自由曲面や複雑形状もストレスなく作成することが可能になりましたソリッドとサーフェス混然一体に扱うことができ、意匠デザイナー、機械設計者、生産技術者が求めるハイクオリティな3Dモデルを作成することが可能です。そのため、設計で作成された3Dモデルを生産部門がダイレクトに扱うことが可能になるのです
  • フィーチャ履歴を活用したパラメトリック設計、フィーチャ履歴に依存せずダイレクトに形状を編集する両方の機能をサポートしているので、流用設計や柔軟な設計変更への対応もスムーズです
  • 大規模アセンブリ対応:数万部品でも軽快に動作し、設計作業がサクサク進みます。
  • 製造連携機能:成形性や組立性を設計段階でインタラクティブにチェックし、品質を高めることが可能です。また、金型設計専用機能やCAMの機能も豊富に取り揃えています。

のような機能により、品質を高めて手戻りを減らし、設計リードタイムの短縮/コストを抑えることが可能になります

特に自動車、航空宇宙、産業機械、エレメカ製品などの分野では、NX CADの高度なモデリング機能が不可欠です。
例えば、EVのバッテリー配置や冷却構造の設計では、複雑な熱解析と構造解析を同時に考慮する必要があります。NX CADなら、CAEとの連携により設計段階でシミュレーションを実施し、試作回数を削減することも可能になります。

のような機能により、品質を高めて手戻りを減らし、設計リードタイムの短縮/コストを抑えることが可能になります

NX Xで広がるSaaS設計システム環境の可能性

SIEMENSは今後、SaaSPLMシステムに注力していく方針を打ち出しています。
NX Xは、NXのフル機能をクラウドで提供するSaaS型のCADです。

NX Xならではの特徴次の通りです:

  • 生成AICopilot)で設計者の作業をAIがサポート。将来は設計ミスの防止や作業効率の向上が期待されます。
  • Teamcenter Essentials(簡易型のCADデータ管理機能)が標準搭載され、少人数プロジェクトでも即時立ち上げが可能になります。
  • NX Live Shareは複数人による同じモデルをリアルタイム編集、拠点間の共同設計を加速してくれます。

クラウド化の最大のメリットは、拠点間の設計データ共有のスピードです。従来はVPNやファイル転送に時間がかかっていましたが、Teamcenter EssentialsならGoogle ChromeやMicrosoft Edgeブラウザから即PLMシステムにアクセス可能です

さらに、セキュリティはSiemensのグローバル基準で担保されています。ISO/IEC27001の国際規格への準拠を始め米国の国防総省(DOD)が策定したIL5(情報影響レベル5)という、厳しいセキュリティ要件にも準拠しています。

また特筆すべきは、NX Live Shareと呼ばれる機能です。Teamsで共有したExcelをみんなで編集するように、一つのCADモデルを複数人で同時編集することが可能になります。 NX Live Share により、離れた拠点間のチームでも共同設計が可能となり、新しい設計プロセスを実現することに貢献します

NX CADの強みとコストパフォーマンスの良さ

NX CADおよびNX Xは、機能面で非常に優れているだけでなく、価格面でも導入しやすい工夫がされています。特に注目すべきは、オプション機能が「トークン制」で提供されている点です。

トークン制では、必要な機能を必要なタイミングでトークンを消費して利用し、利用が終わるとトークンが戻るという仕組みのため、無駄なコストを抑えつつ柔軟な運用が可能です。例えば、解析機能や高度なハーネス機能などを一時的に利用したい場合でも、ライセンスを追加購入することなく、トークンを使って利用することができます。

このような仕組みにより、NXは高機能でありながら、コストパフォーマンスに優れたCADとして、多くの企業に選ばれています。特に中堅企業様にとっては、初期投資を抑えながらもハイエンドCADの恩恵を受けられる点が大きな魅力です。

まとめ

NX CAD(nx cad software)で設計を変えるNX Xのトークンライセンスでコスト最適化と題して、ご説明してまいりました。本記事では、NX CADnx cad software)の基本機能と、NX XがもたらすSaaS環境での新しい設計スタイルの可能性、そしてトークン型ライセンスによるコスト最適化をご紹介しました。

複雑な形状や大規模アセンブリへの対応、製造連携、AIによる設計支援、クラウドでの共同編集、----このような強みは、日本の製造業が直面する課題を解決するための手段となります。

NX CADは、単なるCADツールではなく、設計業務の未来を切り拓くプラットフォームです。中堅企業から大企業まで、設計の質とスピードを両立したいすべての企業にとって、NX CADは最適な選択肢となるでしょう。

3次元CADの次の一歩として、NX Xのトライアルやトークン運用の試算から始めてみませんか?

設計現場の課題解決と、未来志向のものづくりを実現するために、NX CADの導入をぜひご検討ください。

当サイトでは3D CADやPLMを検討している方へ、様々なダウンロード資料をお届けしていきます。今後拡充させていきますので、ご活用ください。


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