最新の格子ボルツマン法をテクノロジーとして搭載
XFlowは格子ボルツマン法の流体解析ソフトウェアです。メッシュの作成は不要です。独自の計算テクノロジーを搭載しており、回転体・移動体を伴う現象、二層流、流体-構造の相互作用、過渡空力、音響など複雑な流体問題の解決に有効に活用することができます。
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最新の格子ボルツマン法を搭載した流体解析ソフトウェア
メッシュの生成が不要
移動体や回転体の取り扱いが容易
気液二相流の解析が可能
ABAQUSやSimpackとの連成解析が可能
非平衡統計力学にて、ボルツマン方程式はメゾスコピック(中間)スケールでモデル化された気体の振る舞いを表します。ボルツマン方程式は、流体力学の全体を再現することができるだけでなく、航空宇宙、微小流体技術(マイクロフルイディクス)、さらには真空状態に近い希薄媒体をもモデル化することができます。
標準的な複数緩和時間モデル(Multiple-relaxation-time, MRT) とは対照的に、XFlowでは散乱演算子が中心モーメント空間に実装されているため、ガリレオの不変性、コードの正確性、安定性が向上します。
XFlowは、高性能の壁面ラージエディーシミュレーション(Wall-Modeled Large Eddy Simulation,WMLES )を乱流モデルに適用します。
この最先端のLESは、WALE (Wall-Adapting Local Eddy) の粘性モデルを基礎とし、局所的な渦粘性と壁近傍の流れ状態を一貫して表現します。計算効率も高く、多くのコードが提供するレイノルズ平均モデル(Reynolds-Averaged Navier-Stokes equations, RANS)と同等のCPU時間で解析を実行します。
XFlowはユーザ要求に応じた格子分割を自動的に実行します。壁近傍や、流れの発達に伴う変化勾配の緩急に対応し、ダイナミックに制御された分割密度が自動的に設定されます。
高速で効率的な計算を行うXFlowは、標準的なデスクトップPCでも利用能です。 XFlowは、マルチコアテクノロジ向けに完全に並列化され、ほぼ線形のスケーラビリティを発揮します。
XFlowは、HPC環境に完全に統合されており、最も要求の厳しい計算にも対応することができます。 XFlowの分散型ソルバーは、多数のノードに対しても効率的に稼動します。
XFlow GPUソルバーは、最先端の多様な計算環境に対応するために再設計された、全く新しいXFlowソルバーです。GPUに対応することで、大幅な高速化を実現しています。
GPUを使用することで、CPU数千コア相当の高速計算を行うことが可能です。またマルチGPUにも対応しており、大規模モデルにも適応できます。
お客様のお悩みや解析テーマをお聞きして、XFlowでの流体解析が有効か否かを判断させて頂きます。
ご導入までの活動フローをお客様と協議の上、決めさせていただきます。
実際にXFlowの操作性と解析精度をご体感頂きます。オペレーションのサポートもご提供します。
また必要に応じて、お客様モデルを弊社がベンチマーク解析します。
IGES、STEP、STL、Catia partデータです。
XFlowはプリポストとソルバーが一体化されています。解析機能も全て統合されており、必要な機能をオプションで追加するタイプではございません。
ただし計算可能なコア数によりライセンス価格が異なります。またGPUソルバーを使用するためは、ある一定数以上のコア数のライセンスが必要です。
いいえ、凸凹の解析結果にはなりません。計算格子が壁関数を用いてCADの曲面を認識します。
XFlowは壁関数を用いたWMLES(Wall-Modeled Large Eddy Simulation)を用いて乱流を計算するので、壁近傍に境界層メッシュは不要です。
XFlowはWindows環境でもLinux環境でも使用できます。