3D CADデータ変換・最適化処理のオンデマンド実行環境を、Webブラウザを通じてエンドユーザに提供する3Dデータ変換サーバ
WEBベースの3D CADデータ変換と配信の自動化システムです。3D製品設計データの活用について多くの製造業企業をサポートしてきた電通総研に蓄積された業務ノウハウと、Elysiumの3Dデータ変換の高度な技術が組み込まれた TransServerは、企業内部門間および取引先企業間での円滑な3D製品設計データの流通と活用を強力に支援します。
CAD開発元から提供された公式CAD APIを利用することで、3D CADデータの形状・属性・PMIなどを忠実に変換します。変換時には、形状の不具合を検出して自動修正することでデータの価値を高め、ものづくりのライフサイクル全体の効率化を実現します。
ISO、SASIG、JAMA、JAPIAなどの業界団体が定める品質基準をもとに、あらゆるファイル形式のCADデータのPDQ(Product Data Quality)を検証し不具合を見つけます。
複雑なCADデータの比較を目視で行うのは困難な作業を、二つの3D CADデータを比べ、形状、PMI、属性情報、アセンブリ構成の差異を検出します。
差異を3D PDF・HTML・XML形式のレポートにまとめて出力します。
CADモデルのフィーチャを自動認識し、元データの品質を損ねることなく削除することで、CAEなどに適したデータを生成します。
CAD比較やPDQ検証の実行結果レポートを3D PDF形式などで出力することができます。
CADデータに定義される形状・属性・アノテーションといった情報を、その「もの」に携わるあらゆる人が、ツールなどの違いを意識することなく、自由にアクセスし、十分に活用できる環境を実現します。
アセンブリ構造・色・レイヤ・属性・各種PMIなど、CADデータに含まれるあらゆる情報を漏れなく伝えるだけでなく、それぞれの企業・部門の要求やツールの仕様に応じて最適化を行う機能を備えています。
フィレット・面取り・穴などの詳細形状を認識し削除する形状簡略化機能や、極端に細いフェースの排除や滑らかに接続されている曲面同士の接合を行うフェースのマージ機能を備えています。
２つのCADデータを比較し、形状だけでなく、PMIや属性情報などCADに含まれるあらゆる情報の差異を漏れなく検出することが可能です。
形状については、穴径やフィレット径などの数値的な差異もリスト表示できます。
各種市販CADのフォーマットおよび中間フォーマットに対応した、個別の入出力オプション製品が利用できます。
