用語集

AIAG & VDA FMEA

2019年に全米自動車産業協会(Automotive Industry Action Group、AIAG)とドイツ自動車工業会(Verband der Automobilindustrie、VDA)が標準ルールを統一したFMEA手法の事です。FEMAのルールは国や規格団体、企業毎に個別に定義されていますが、帳票のフォーマットやリスクの考え方が異なります。複雑化・膨大化する自動車開発に於いて、FMEAのルールが異なる事による非効率な面の解消と従来のFMEAが持つ弱みを克服したものとなります。以下の7つのステップで定義されています。

  • 1st Step:計画と準備
  • 2nd Step:構造分析
  • 3rd Step:機能分析
  • 4th Step:故障分析
  • 5th Step:リスク分析
  • 6th Step:最適化
  • 7th Step:結果の文書化

また、システム全体を階層化して捉えるシステムズエンジニアリングの考え方を採用するなど、ルール統一で以下の点が強化されています。

  • ・ダイヤグラムを活用した構造分析と機能分析
  • ・システムの階層化
  • ・設計FMEAと工程FMEAの連携
  • ・リスク優先度からアクション優先度へ
  • ・派生機種開発のための既存知見活用
  • ・ファシリテータやエキスパートの参加
  • ・故障の監視とシステム対応のための補完的FMEA

詳しくは、iQUAVIS動画コンテンツページ内にある「FMEAの新潮流」をご視聴下さい。

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製品

iQUAVIS(アイクアビス) / CATIA Magic / MADE(The Maintenance Aware Design Ecosystem)

ソリューション

構想設計・システムズエンジニアリング / システム全体像との連携による評価・検証の抜け漏れ・重複の未然防止