「非線形解析」は、構造の非線形な特性を考慮した解析の事です。扱うことのできる非線形現象は大きくは以下に分類されます。
・材料非線形:弾塑性、粘弾性、超弾性など、材料が非線形な応答を示す場合の解析
・幾何非線形:大変形、座屈など、構造物が大きく変形する場合の解析
・境界非線形:接触、摩擦など、境界条件が非線形な場合の解析
線形解析と比べて、様々な現象を解析することが可能な一方、解析時間は大幅に増加します。線形か非線形かで解析時間、解析結果に大きな差が出るため、対象とする現象に対して適切な手法を選択することが重要です。