2022年にChatGPTが登場して以来、メディアでは連日のように生成AI関連のニュースが取り上げられ、今では動画サイトにはAIが生成したキャラクターや自動音声を使ったコンテンツであふれています。そういった意味では、生成AIは私たちの暮らしを確実に変えていると実感できると思います。
しかし、暮らしからビジネスに目を向けるとどうでしょうか?生成AIがビジネスを変えているという実感を持っている人は果たしてどの程度いるでしょうか?
もちろん業界や業種によっては生成AIの登場により大きな影響を受けている(例えばデザイナーやライターなどクリエイティブな仕事)と思いますが、私たち電通総研とお付き合い頂いている国内企業の方々は生成AIとどう向き合っているのでしょうか。
弊社では、昨年12月にISID AI Days2023を開催し、2,000名を超えるお客様にお申込みを頂きました。申込時にアンケートとして生成AIの状況をご回答頂きましたのでその結果を一部引用しながらご説明します。
なお、こちらの見解は筆者個人のものです。あらかじめご了承のうえご覧ください。
アンケートの概要は以下の通りです。
今回は、★(1)と(3)の結果を引用してご紹介します。
なお、ISID AI Days2023の終了後アンケートのご回答頂いた方は、回答者特典として(1)~(4)の回答結果すべてに加え、400件以上のフリーコメントを弊社データサイエンティストが分析した結果を記載したレポートをお送りします。
いかがでしょうか?この設問の結果は、3つの見方ができると思います。
結局言っていることはどれも同じですが、企業での生成AI/ChatGPTの導入を検討される立場の方は社内説明等のご参考に頂ければと思います。
導入・活用における課題として、最も多く挙げられたのは情報流出のリスクでした。続いて、成果を生む具体的な活用イメージがわかない点や安心・安全に活用できる環境の整備が挙げられました。
これらの結果からみると、生成AI/ChatGPT導入・活用の大きなハードルになっているのはセキュリティと成果を両立することだと考えられます。
その他人材や教育に関する回答もありましたが、これらの課題をクリアすることができるソリューションや技術支援、導入事例が求められているということだと思います。
2問だけですが、国内企業における生成AI/ChatGPTの検討・導入状況が少し見えてきたでしょうか。
すでに導入済みの企業は様々な目的で活用を進めていると思いますが、未導入の企業においてはセキュリティやビジネスの成果につなげる部分に課題を感じられていることが多いようです。
これらの課題に対して電通総研は、Know Narrator(ノウナレーター)という自社ソリューション活用することで解決のご支援をすることが可能と考えています。
Know Narratorは、Azure OpenAI Serviceをベースにし、すでに20社以上で利用されている電通総研が開発したChatGPTソリューションです。
Know Narratorを利用することで、セキュリティや管理に関する多くの負担を軽減し、ビジネス成果の可視化やパフォーマンスの改善に専念することが可能です。
具体的な進め方例は以下の通りです。
大切なのは、まずは利用してみる、そしてその結果を分析してよりパフォーマンスを上げるために業務に適用していくというDXループを回すことです。
ChatGPTの導入において、費用対効果や適用すべき業務が整理できずなかなか導入検討が進まないとお悩みの方も多いと思います。しかし、ChatGPTを含むAI技術は、実際にやってみるまでは精度や効果が保証できない不確実なものであるということを念頭に置いていただく必要があります。
目的を定め、しっかりとセキュリティを確保したうえで「まずはやってみる」ご支援から電通総研はご支援可能です。もちろん、すでにOpenAIのChatGPTをご利用中で、よりエンタープライズな活用をよりセキュアに進めたい企業のご支援も可能です。
ご興味のある方はお気軽にお問合せ下さい。