「現行のロケットは、極力故障を排除して打ち上げ、ひとたび打ち上げると使い捨てのため、活用できる故障関連のデータが極めて少ない。この状態から、精度の高い故障予知を行うという難易度の高い目標を実現するために、航空業界や自動車業界でPHM支援の豊富な実績があるISIDに声をかけました」。こう語るのは同社宇宙輸送システム技術部システム技術室主査の野口裕一氏。ISIDとともに、宇宙業界としては前例の少ないPHMの取り組みを推進し、将来宇宙輸送システムの実現を目指しています。
写真左より 井上 学氏 (新日鐵住金株式会社 技術総括部 ものづくり基盤推進室長)、田中 誠氏 (同 参与)